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貸借対照表 — 一時点の財政状態を示す決算書
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貸借対照表 — 一時点の財政状態を示す決算書
貸借対照表(B/S)とは、企業の決算日時点の財政状態を示す決算書です。資産・負債・純資産の3要素で構成され、自己資本比率や流動比率の算定基礎となります。
貸借対照表(B/S: Balance Sheet)とは、企業のある一時点(通常は決算日)における財政状態を示す決算書です。「資産 = 負債 + 純資産」の等式が常に成り立ち、企業が保有する財産と、その調達源泉(借入か自己資金か)を一覧化します。
3要素の構造
貸借対照表は3つの大区分で構成されます。
- 資産の部: 企業が保有する財産(現金・売掛金・棚卸資産・建物・土地・投資有価証券など)。流動資産と固定資産に分類されます。
- 負債の部: 他者から調達した返済義務のある資金(買掛金・短期借入金・長期借入金・社債など)。流動負債と固定負債に分類されます。
- 純資産の部: 株主からの出資金(資本金)と、過去の利益の蓄積(利益剰余金)。返済義務のない自己資金です。
資産の合計は負債と純資産の合計に必ず一致するため「バランスシート」と呼ばれます。
経営判断での活用
自己資本比率は純資産 ÷ 総資産で算出し、企業の財務健全性を測る代表的な指標です。30%以上が健全、20%未満で要注意、マイナス(債務超過)は緊急対応が必要です。
流動比率(流動資産 ÷ 流動負債 × 100%)は短期的な支払能力を示し、150%以上が望ましいとされます。固定比率(固定資産 ÷ 自己資本 × 100%)は長期投資の健全性を測ります。
損益計算書が「フローの成績表」なら、貸借対照表は「ストックの状態表」です。両者をセットで分析することで、収益力と財務基盤を統合的に評価できます。